iPhoneのFaceTimeで通話前に相手の音声が聞こえるバグが見つかる

f:id:prim358:20190130085436j:plain

FaceTimeを使って電話をかけると、相手が着信に出るもしくは拒否するまでの間、相手の端末が拾う音声を聞くことが可能となるというバグが発見されました。当然のことながらFaceTimeで通話を受ける側は着信音が鳴りますが、着信に応答しなくても相手の音声を秘密裏に聞くことが可能となってしまうため、プライバシー問題を引き起こす可能性が高いと注意喚起されています。

Apple関連のニュースを報じる9to5Macは、FaceTimeのバグを「iPhone XからiPhone XRに電話をかける」ことで再現することに成功しています。9to5Macによると、バグはiOS 12.1以降を搭載しているiOS端末間でFaceTimeのビデオ通話を使用すると起きるもので、バグを起こせば「相手が通話に出る」もしくは「相手が通話を拒否する」までの間、相手の端末が拾う音声を聞くことが可能になるとのこと。FaceTimeのビデオ通話では、相手から一定時間応答がないと呼び出しが停止しますが、それまでの間一方的に相手の音声を聞くことも可能になります。