小さな町のコーヒー屋がここまで支持されるのか?その秘密
日本国内において、ここ数年でその在り方が大きく変化したコーヒー。「スペシャルティコーヒー」と呼ばれる、生産者とサスティナブルな関係から生まれる高品質なコーヒー豆も流通するようになった。
サードウェーブコーヒーやコンビニコーヒーは新たな常識として受け入れられ、昔ながらの喫茶店や自家焙煎店としのぎを削っている。
某大手コンビニエンスストアのコーヒーの販売量は、一年で10億杯以上とされており、コーヒー激戦の時代を象徴している。
そんな業界において、独自の企業路線で顧客から支持されているコーヒー店がある。
北海道恵庭市恵み野。のどかな住宅街。約1万人が暮らすこの町に珈琲きゃろっとはある。販路は実店舗と、自前のホームページでの通販のみ。
しかしながら、コーヒー豆の定期配達サービスの会員数は全国に9,600名。継続率は98%以上と驚異的な数値でリピーターを獲得している。
また、とびぬけたスタッフの満足度は口コミとなり、3名のアルバイト募集枠には100人もの募集が殺到した。